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◆ゼミの形式
 三輪ゼミは毎週木曜日4限(15:20~18:30)に開講しています。

 まず前半約2時間は、教科書や論文の輪読をします。 担当の者が決まった範囲を発表し、その理解に関してゼミ生や先生によるツッコミが入ります。先生は理解が曖昧だと感じた部分をどんどん突いてくれるので、発表者は準備してきたよりも更にクリアな理解を得られます。教科書は、ゼミ生の意向をもとに先生が選んでくれます。英語の教科書を使うことが多いですが、実際英語力はあまり要求されません。ちなみに昨年度はDaniel F. Spulber著の『The Theory of the Firm』という教科書を用いて、市場における起業家の役割を学びました。

 休み時間を挟んで、残りの約1時間はディスカッションをします。毎回決められた担当者2名が議論が白熱しそうな題材を準備し、それについてゼミ生が賛成・反対に分かれ、議論を行うものです。議論対象は経済問題に限りません。特に勝ち負けを決めるようなものではなく、設定された立場においていかに説得力のある意見ができるかを練習するよい機会となります。ちなみに、昨年のテーマは「高速道路の無料化の是非」、「タクシー規制緩和の是非」、「再販制度の是非」などでした。

◆テーマ
 ミクロ経済学の応用範囲である、『産業組織論』という学問分野を勉強します。産業組織とは、端的に言うと「現実の世界における企業の競争をミクロ経済の理論で分析する」学問です。
 もう少し詳しくすると、不完全競争市場における、独占企業や寡占企業の価格戦略・品質向上や広告戦略などによる製品差別化行動や、企業の合併・統合による市場の再編成、企業の市場への新規参入戦略・既存企業による参入阻止戦略、イノベーションと技術革新のもたらす影響・ネットワーク外部性の影響などについて、市場構造や企業行動、政策影響などの側面から分析する学問です。この成果を社会的厚生の観点から評価することで、望ましい産業規制の設計にもつながります。
 学問的には現存の非常に多くの市場を対象とするものであり、ゲーム理論や企業経済などの分野とも密接に関係しているといえるでしょう。

◆ゼミ生、OB
 毎年ゼミ生の人数は比較的多く、今年の四年生は13人、卒業生は13人でした。ゼミ生の中にはダブルゼミをしている人も数名いますので、経済学部での交友関係を広げるには格好の場です。もちろん女子もいます!

 OBの進路は非常に多彩で、金融業(三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、野村證券、東京海上日動火災保険、日本生命、日本銀行、BNPパリバ証券、クレディスイス証券etc)、コンサル(ボストンコンサルティンググループ、ATカーニー、デロイトトーマツコンサルティングetc)、広告(電通etc)、インフラ(東京電力、東京ガスetc)、商社(三井物産、三菱商事etc)、製造業(トヨタ自動車、新日鐵、東芝etc)、大手監査法人(新日本監査法人etc)、官公庁(経済産業省、国土交通省、内閣府、総務省etc)、院進学(経済学、公共政策、ロースクールetc)などなど、ほぼすべての業界にOB・OGがいらっしゃいます!!




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